【本人・親対応】お正月の親戚を回避する6つの方法【ひきこもり新聞版】


shinnenkai_danjo

最近少なくなったとは言え、日本では正月の親戚周りという慣習があります。
この時期はひきこもりにとって一年で一番憂鬱と言って過言ではないでしょう。
お節介な親戚なおじさんに説教されないか、従兄弟との差はどれくらいになってしまったのか、甥っ子からの無慈悲な指摘を受けないか。
例え配慮されたとしても、触れちゃいけない人として親戚の輪に入るのは本当にしんどいことです。

そこで、ひき新編集部はひきこもり経験者から「親戚回避方」を募りました。

1.「風邪ひいて寝込んでる設定」

経験上、これが一番無難な方法かも知れません。
出かけてる設定で部屋にいると「午後のトイレ問題・ザ・膀胱に痛み」が発生してしまいます。
熱が39度の高熱だからドアのノックも遠慮するよう、親戚に伝えておくように親に頼みましょう。
部屋に居ると、はっきりと何を話しているかわからないけど、親戚が楽しそうに話している音がボワンボワンと響きます。これなかなか精神に悪い耳障りな音なので、ヘッドホンなどして一日やり過ごす。オススメはすぐに時間が過ぎるからゲームですね。でもなぜかこの日のゲームは時間が過ぎるのが遅いんですよね~…。

2.「旅行に行ったことにする」

正月に「知人と旅行に行く」という設定は、そうおかしなことではありません。外出できるタイプの方は、いっそ思い切って外出してしまうという方法です。実際にビジネスホテルや漫画喫茶、カプセルホテルに避難してもいいでかもしれません。
近所の珍走団がうるさくてたまらないから地元から一時的に避難したという方もいました。

3.「何かを話そうとしない」

親の理解が得られず、どうしても親戚に顔を合わせないといけない場合は、必要最低限の言葉しか発しないで、とにかく耐えるという方法もあります。
どうせ調子が悪いこと知ってるのに「どうだ最近の調子は?」なんて聞いてくる親戚に対しても「はぁ…まぁまぁです」など答えて必死にお茶濁す。
何か気の利いたことを言わないといけないと思うとプレッシャーでしんどいので、いっそよく見られるのをすべて諦めて空気になるという手です。親戚空間サバイバーになるのです。
そしてそうそうに「体調が悪いので」と言って部屋に戻りヘッドホンして、音楽ながしたりゲームしたりして何も聞こえないようにしましょう。

4.「つっかえ棒で物理的に回避」

出来ることなら「つっかえ棒フィールド」は使いたくないのですが、自室の引き戸に「つっかえ棒」で物理的に遮断します。
ドアの場合は、ドアノブが下がらなければ開けられないので、椅子の背もたれ部分などでドアノブが下がらないようにつっかける方法もあります。
親や親戚が少しでもひきこもりに理解があれば良いのですが、そうでない場合はこのような自衛策もあります。

5.親御さん編「スケジュールを教える」

やはり一番良いのは「家に親類を呼ばない」でしょう。親類が集まる場所として自分の家を使わない、ファミレスなど他の場をもうける、こっちが親類の家に出向く…などなど。しかし、それがなかなか出来ないから家に呼ばざるを得ないというのはあると思います。
そこで提案ですが、親御さん方は「誰が何時に来て、何時に帰る」ということを本人に明確にお伝えすると良いと思います。後ほど確認できるよう、書面だとなお良いです。冷蔵庫のカレンダーに記入するのも良いです。
かつ、一日に一度程度「外出する(食事等)」ようにすると当事者の自由度に大変余裕ができますので、本人のご負担を軽減したいとお考えならば有効であると思います。

6.親御さん編「食べ物を用意しておく」

加えて飲食物です。ひもじさは心を荒ませます。
パンやおにぎり、電気ケトルがあればカップラーメンなどの、部屋から出ずに食べられるものを用意されてはどうでしょうか。2リットルペットボトルの水やお茶も良いでしょう。
「親戚を呼んで不便をかけるが、敵対したいわけではない」と表明できます。
「災害用に水や食料をここに備蓄しておくね」と伝えることで、さりげなさを演出するのも良いと思います。ひきこもりにとっては、親戚も言わば災害です。是非お試しください。