仕事コミュニケーションが辛くて働けない


自己紹介

はじめまして。うつシャカと申します。縁あってひきこもり新聞に寄稿させていただくことになりました。普段はブログ(http://www.utsu-shaka.info)にて、自身のうつ体験や行ったこと取り入れたことなど発信しております。

私は、昔から勉強が得意で、私大有名大学を卒業し、一部上場の大手IT系会社に就職いたしました。典型的な王道を歩んでいたのです。しかし、会社員時代にうつ退職を経験しました。そして、退職後、高学歴うつニートとして約2年間、暗澹(あんたん)たる時間を過ごします。

どうして会社員になった後にうつになったのか。まず、働いているときに直面したのは、「報連相が辛い」ということでした。

読者の方々の中にも、仕事うつというほどでなくても、日々コミュニケーションに苦労している方がいらっしゃるのではないでしょうか。

本稿では、会社員時代に痛感した”仕事コミュニケーションの苦”についてお話させていただきます。


わからないことを問われる

IT系の仕事だったため、いつまでにプログラムが書き終わるかを問われます。他のタスクとの兼ね合い、スケジュール調整、顧客報告などに必要な確認です。しかし、厳密にいえば、いつ終わるのかはわからないことです。やったことがあることなら、数時間、数日で終わるかもしれませんが、初めての言語だったり、初めてのシステム環境だったりすると、何が起こるかわかりません。それでも、妥当な日数を伝えていました。しかし、想定外のバグ、考慮モレなどが後から浮上し、スケジュールが押してしまいます。そうなると日々焦燥感です。そう簡単にスピードアップできませんが、既に最初の期日を越えてしまった事実があり、当然、残業時間でがんばることもします。こうなってくると心身の不調につながります。


指摘がこわい

ミスがあるときや修正点があるときに、私は責任を感じすぎるようで、報連相のときは毎回緊張していました。作業計画をたて、マネージャに報告しにいくときにも、「コレコレはしなくていいの?」「こうすべきじゃない?」などいわれると、頭が真っ白になります。そして、「そうですね…」と頭が回っていない状態で答えてしまいます。フィードバックはメモに残し、自席に戻って整理して初めて質問疑問が浮かぶのですが、また質問しにいくことに申し訳無さを感じます。どうも人に対して恐怖心があるようです。幼少期から、知らない人に注意されたり、お友達に悪口をいわれたりすると、すぐに泣いてしまう敏感な子どもだったことを思い出します。


必要のない話も聞いてしまう

業務に関わる質問をしたときに、必要以上に丁寧に説明してくる先輩社員がいました。説明好きではありますが、質問に対して120%ならまだしも、150%以上の回答をしてくるのはさすがに余計です。時間が無駄になります。しかし、私には人の話を遮ることはできません。必要のない話も聞かなくてはいけないと思い込んでいます。気分を害してしまうことを懸念して、全て聞きますし、むしろちゃんと聞いている姿勢をみせるために軽い質問を返すことも。わかりきった話を丁寧にしたり、ほぼ雑談の話をしてくる人もいて、そういう人にも気を遣ってしまいます。また、私が話しているときに、同じようなことになっているかもしれないと考えると無限に気疲れしてしまいます。論理的、効率的に仕事をすることと、気分を害さないようにすることが両立できないことを感じていました。


伝え方がわからない

先述の通り、指摘がこわく、また時間をもらうことに恐縮していた私は、報連相を行うときには、予め、台本を作っていました。「AがあってBをして、Cになって、Dをどうしましょう。」わかりやすく、変な質問をしないようにと。しかし、形式的な発言はむしろ伝わりづらくなっていました。台本の途中で質問を投げかけられると焦ってしまうことも。また、形式的に話しすぎて苦笑いされることもありました。


まとめ

いま思えば、コミュニケーションの教科書なんて存在せず、自分なりに気を遣いながらも主張するということをやってみてよかったんだと感じています。どうしても正解を追いかけてしまう考え方のクセがありました。ミスや指摘を前向きに捉える、挑戦者のマインドをもっていれば、、と当時を振り返っています。挑戦者とはどのような考え方や行動をとるのかについては、「成功者よりも挑戦者から学びたい」(http://www.utsu-shaka.info/?p=208)にて書いたことがありますので、ご参照ください。

仕事をすることは、人とコミュニケーションをとるということであると言い換えてもいいくらいに、必ずコミュニケーションが発生します。
「今、それ必要ありません」「なぜ?理由は?」「それ違いますよね」
こんな平凡な言葉にさえ敏感になってしまう私たちにとって、仕事コミュニケーションという壁は、有刺鉄線で守られているのです。

(文=うつシャカ)
ブログ「高学歴うつニート、社会を識る」(http://www.utsu-shaka.info)にて、自身の王道的経験と、そこから大きくはみ出した珍しい体験をベースに社会の姿を記録している。

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